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事故車の査定がどのくらい下がるか徹底検証

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「事故を起こした際の事故車の査定がどのくらい下がるのか」気になる方いませんか?

実際に車両事故がいつ自分の身に起きるのかが、分からない反面「事故車扱い」になってしまうと、車の査定に大きく関係してくるポイントでもあります。

では、事故車扱いになると、どのくらい査定金額が下がってしまうのか。

この記事では、「事故車の査定」についての内容を紹介しています。

「事故車の査定」について、気になる方は、是非参考にしてみてください。

事故の内容で査定額は変わる

実際に車両事故を起こした場合、事故の内容によって査定金額が大きく異なります。

下記、内容では「修復歴のある車」と「修理歴のある車」ごとに具体的にどのような箇所が査定の減点対象になるのかについてまとめています。

是非、参考にしてみてください。

修復歴のある車

修復歴とは、交通事故やその他の災害等によって「自動車の骨格部分の交換や修正をした経緯がある車」のことを意味します。

修復歴のある車に該当する箇所については、下記内容を参考にしてみましょう。

【修復歴のある車として該当される箇所】

1.フレーム(サイドメンバー)

2.クロスメンバー

3.インサイドパネル

4.ピラー

5.ダッシュパネル

6.ルーフパネル

7フロア.

8.トランクフロア

9.ラジエーターコアサポート

10.ステップインナー

11.クォーターパネル

上記、1〜11の部分に損傷がある場合で、修正もしくは修復した履歴がある際には、修復歴扱いの車になります。

ただし、ネジ止めされている部分に関しては、骨格には含まれないため、注意が必要です。

修理歴のある車

上記、修復歴のある車以外にも「修理歴がある車」もあります。

実際に修理歴がある車の中でも、部品交換では査定金額に変動はありません。

そのため、修理する場合でも交換箇所によっては、査定金額に変動がない箇所もあります。

修復歴のある車は約30万円減額に

実際に修復歴がある車としての扱いをされた場合、査定金額が約30万円減額される可能性も少なくありません。

そのため、もし相手がいる車両事故の場合もしくは過失割合がある事故の場合には、査定金額の落ち幅をどう対処していくのかを、保険会社または加害者側と相談する方法がおすすめです。

過失が相手にある場合の事故

車両事故の中でも「過失が相手にある場合」には、どうなるのか詳しくみていきましょう。

事故減価額請求で対処する

過失が相手にある場合には「事故減価額請求」という方法で対処することも、一つの手段です。

事故減価額とは、事故により落ちた買取価格を請求することを意味しています。

具体的には、もし、車をぶつけられて修復歴がついてしまった際、ぶつけられた部分の修理費用はもちろんのこと、事故により下がってしまう買取金額についての費用も事故減価額請求として請求できる対処方法です。

事故減価額請求を利用することで、相手側の保険会社に交渉する際や事故手続きがスムーズになりやすくなる効果も期待できます。

格落ち損は認められるのか?

格落ち損とは、交通事故によって運転していた車が損壊し、修理をしなければいけなくなった際に生じる、事故当時の車両価格と修理後の車両価格との差額のことを意味します。

つまり、修理したとしても下がってしまった車の価値についての損害であり、損害が現実化するかどうか非常に問題になるケースになっています。

格落ちが認められる目安としては、外国車または国産人気車種の場合、初度登録から5年(走行距離が6万km以内)になります。

それ以外の車種の場合には、初度登録から3年以内もしくは走行距離が4万km以内の車です。

過失が自分にある場合の事故

過失割合が自分にある場合の事故については、相手方の修理費用やその他の費用をご自身で負担する必要があります。

また、正確な過失割合についても、保険会社同士もしくは相手方との示談交渉で決めることのため、ご自身の意思だけで全て対応できるものではありません。

また、過失割合については、相手方とトラブルに発展するケースが多々あり、もし心配であれば、保険会社を通して過失割合の正確な割合を決めてもらうようにしましょう。

買取業者で査定を依頼する

もし、事故を起こし車の査定金額を確認したい場合には「買取業者で査定を依頼する」ことがおすすめです。

買取業者では、もし事故を起こした車でも、ディーラーなどの査定金額に比べて高い買取金額を提示してもらいやすい傾向があります。

また、買取業者の中でも「事故車の買取」に強い業者であれば、期待以上の買取金額を提示してもらえるでしょう。

場合によっては、1つの買取業者に査定をお願いするのではなく、複数の買取業者に査定依頼を行ってみるのも選択肢の一つになります。

事故を起こしたら修復の前に査定がお勧め

万が一の事故で車が損傷した場合には、車の修復の前に査定を行うことがおすすめです。

では、なぜ、車の修復前の査定がおすすめなのかについて、詳しく解説していきます。

修復で査定額が上がっても修理代の方が高い可能性

実際に事故を起こし、車両の損傷がある場合、修復で査定金額が上がっても、修理代の方が高くなる可能性があります。

そのため、車を売るために修理代を支払っても、費用が無駄になるケースも考えられるのです。

つまり、実際に車の損傷部の修理を行う前に、現状、どのくらいの査定金額が出るのかを把握してから、修理を行うことがベストの選択肢になります。

ローンの残債がある事故車の査定は?

車を購入している方の中でも「ローンで車を購入している方」は、注意が必要です。

実際に車をローンで購入している方には、いくつか注意してほしいポイントがあります。

残債があるうちは売却できない

ローンで車を購入している場合、車の所有権は基本的にローン会社になっています。

つまり、たとえ事故を起こして、車を売却したい場合でも、ローン会社に残債を全て返済しなければ、車を売ることはできません。

そのため、ローンの返済をし終えて、所有権解除の手続きを行なってから、車の売却が可能になります。所有権解除のケースは、車の知識に乏しい方は、初めて聞く内容と思います。

しかし、所有権解除の手続きを行わなければ、ローンの完済が完了するまで、事故で損傷した車を手放すことはできません。

大きな事故の場合、直す工場で査定も変わる

大きな事故の場合、修理する工場によっても査定金額が大きく異なります。

より修理代を安くするのであれば、より安い条件を提示する修理会社を選択すれば良いですが、今後、車の買い替え時に下取り車として売却検討の方は、修理工場の選択を間違えると、後で自分が損をしてしまうでしょう。

しっかり直すならディーラ一択

車の損傷箇所をしっかりと修理する場合には「ディーラーでの修理」がおすすめです。

ディーラーでは、車の知識や技術力の高いスタッフが多数用意されており、事故で損傷した部分であっても、新品同様に修理してくれる技術を兼ね備えています。

また、もし、修理した後に不具合が発生した場合でも、手厚い補償面でカバーしてくれるでしょう。他の修理会社と比較して、修理費用は高くなりやすい傾向があります。

しかし、車の損傷箇所を綺麗に直したい方には、おすすめする修理場所です。

トヨタプリウスで価格差を検証

ここまで「修復歴のある車」のことについて、色々な情報を紹介してきました。

下記内容では、実際に2018年式のプリウスで同一グレードかつ修復歴有り、無しの金額について、カーセンサーの情報を参考にして紹介しています。

2018年プリウス(修復歴なし)

2018年式プリウスの中でも「修復歴なし」の場合の金額は、以下になります。

販売金額269万〜
年式2018年式
走行距離2.8万km
車検有無2023年12月
修復歴なし

2018年プリウス(修復歴あり)

2018年式プリウスの中でも「修復歴あり」の場合の金額は、以下になります。

販売金額259万円〜
年式2019年式
走行距離5.1万km
車検有無2023年1月
修復歴あり

修復歴ありのプリウスと修復歴なしのプリウスを比すると、やはり修復歴なしのプリウスの方が、金額が高い傾向にあることが分かります。

修復歴を隠して売るのはダメ

「修復歴を隠してもバレなければ良い」と思われている方いませんか?

結論から説明すると、修復歴を隠した状態で売却した場合には、自分が損をする可能性がより高くなってしまいます。

そのため、修復歴を隠した状態での、車の売却はおすすめできません。

かなりの確率でバレる

修復歴を隠そうと考えても、査定業者には高確率でバレるケースが多々あります。

やはり、買取業者の方も「車のプロ査定士」のため、数多くの車を見てきています。

そのため、修復歴をいくら隠そうとしても、実際にはほとんどの確率でバレてしまうでしょう。

契約不適合責任で逃れられない

車を売却する際には、必ず売却主と買取主との間で契約書を交わします。契約書の内容には、契約不適合者の場合の対処方法が記載されており、もし、買取した条件と不一致の場合には「契約不適合車」として、売却金額の返金とキャンセル料の支払いを請求される可能性があります。

そのため、後々のトラブルを考えるのであれば、査定をお願いする前から修復歴について、告知しておきましょう。

査定の際は正直に告知しましょう

査定をお願いする際には、必ず正直に修復歴のことについて、告知しておくことが自分をトラブルから守るためにも重要になります。

もし、契約後の修復歴があったことを告知せずに、売却が成立してしまった場合には、買取業者から損害賠償を請求される可能性も少なくありません。

そのため、後々のトラブルで自分を苦しめないためにも、修復歴についてはしっかりと告知しておくことをおすすめします。

まとめ

今回は「事故車の査定」について、色々な情報を紹介してきました。

万が一の事故は、自分にいつ起こるのか、誰にも分かりません。

もし、事故により、自分の車が損傷してしまった際には、買取金額が下がることは避けては通れないことです。

しかし、自分ではなく相手が悪い事故の場合には、落ちた買取金額の費用を請求できる可能性もあります。

そのため、この記事の内容を参考にしながらも、もし事故で査定金額にお困りの方は、記事内で紹介した内容を活用して頂ければ幸いです。

この記事の内容を参考にして、次の行動に移りましょう。

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