修理・メンテナンス

車検後に故障した場合クレームを入れるのはあり?なし?

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「車検後に故障した場合にクレームを入れて良いのか悪いのか」気になる方いませんか?

せっかく車検整備をしてもらったのに、自分の車が故障してしまうと納得いかない気持ちになることがほとんどです。

しかし、車検整備後にクレームを入れるのには本当に良いのでしょうか。

この記事では「車検後に故障した場合のクレーム」について詳しく解説しています。

この記事を最後まで読んで頂ければ「車検後にクレームを入れて良いのか、悪いのか」を理解して頂けるでしょう。

「車検後の故障についてのクレーム」について気になる方は、是非参考にしてみてください。

車検後に故障した箇所により対象方法は変わる

車検後に故障した箇所により対象方法が変わります。

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

内容1.修理した箇所が故障した場合はクレーム対象

内容2.修理していない箇所が故障した場合はクレーム対象外

内容3.車検を受ける前に直す箇所は確認は必須

内容4.修理箇所があまりにも多い場合は他社へ相談

修理した箇所が故障した場合はクレーム対象

車検整備後もしくは修理した箇所が故障した場合はクレーム対象になります。

修理を依頼した側からするとやはり、修理箇所が正しく修理されていないことになるため、当然クレーム対象内のことです。

そのため、修理した箇所が故障した場合には、なるべく早めにクレームを入れましょう。

時間が経過するほど、クレームが通りにくくなってしまいます。

故障の疑いがある場合には、すぐに修理工場へ連絡を入れることをおすすめします。

修理していない箇所が故障した場合はクレーム対象外

修理していない箇所が故障した場合はクレーム対象外です。

車検実施者もしくは修理後のトラブルで1番多いのが修理していない箇所が故障した場合の案件になります。

車の車検や修理の場合、整備士が修理する箇所が限定されています。そのため、確認する必要がない箇所は当然、手をつけていないことになります。

つまり、修理していない箇所が故障した場合には、クレームは対象外になることを覚えておきましょう。

逆に修理工場やディーラーなどから要注意人物として扱われる可能性が高くなります。

車検を受ける前に直す箇所の確認は必須

車検を受ける前に直す箇所の確認は必須事項です。

もし、車の状態が悪いもしくは修理が必要な箇所がある場合には、素直に整備スタッフに伝えるようにしましょう。

車検を受ける前に直す箇所の確認を行うことで後々、トラブルに発展する可能性を限りなく減らすことができます。

また、車検実施工場と依頼者のお互いの認識を高めるためにも良い対策方法になります。

修理箇所があまりにも多い場合は他社へ相談

あまりにも修理箇所が多い場合には他社への相談がおすすめです。

いくら車検後に修理が必要な箇所が発生しても1箇所だけでなく2箇所、3箇所と出てくると当然、修理工場を疑うでしょう。

そのため、一度他社へ相談し、修理箇所が行為的なものなのか突発的なものなのかを確認してもらうことをおすすめします。

悪徳業者の特徴

整備工場の中でも「悪徳業者」と呼ばれる業者は必ず存在します。

悪徳業者の特徴は下記3点です。

見積書に修理箇所や内容が正しく記載されていないか?

不明点を正しく説明してくれるのか?

車の確認から見積作成までの時間が早すぎないか?

上記3つの特徴に1つでも当てはまるポイントがある場合には注意が必要です。

車の車検や修理は一般人にはよく理解できない知識や部品箇所が多く、業者としても騙せる可能性が高いと考えています。

そのため、車の修理や車検で高額請求した場合でも「このくらいの金額が必要なのか」と納得してしまう方が多いのが事実です。

悪徳業者に当てはまらない業者を選ぶためにも注意してほしい内容になります。

オートバックスで車検後に故障した場合は?

出典:オートバックス

オートバックスでは車検後「12ヶ月もしくは20,000km」の整備保証が付いています。

そのため、万が一、整備作業後に不具合箇所が生じた場合には、該当箇所を無料で再整備してもらえます。

他にも「安心3つ星補償」という補償パックもあり、車検後に以下の補償内容が受けられるものです。

・パンクによるタイヤ交換補償:1万円まで(ユーザー負担:1,000円)

・窓ガラス修理・交換補償:3万円まで(ユーザー負担:1,000円)

・バンパー傷修理・交換補償:1.5万円まで(ユーザー負担:3,000円)

安心3つ星補償については、車検後の損傷に対してそれぞれ1回の利用が可能です。

また、1年後に12ヶ月点検で入庫することで、補償期間をさらに車検満期日まで延長することも可能です。

実際に車検で調べる箇所がこちら

実際に車検で調べる箇所は以下の項目になります。

項目1.同一性の確認

項目2.ガラス

項目3.タイヤ

項目4.各種メーター

項目5.内装

項目6.灯火装置(ライト全般)

項目7.ワイパー

項目8.マフラー

項目9.ドライブシャフト

項目10.ステアリングラックブーツ

同一性の確認

同一性の確認とは、車検証に記載されている内容と持ち込まれている車が同一の車であるのかを確認することです。

具体的にはエンジンに打刻されている番号と車検証記載の車台番号が同一なのかを確認することになります。

検査官がボンネットを開けてエンジンルームを目視することで番号を確認します。

ガラス

次にガラス部分です。

ガラス部分とは「フロントガラス」や「側面ガラス」のことを意味しており、車の周囲の状況を確認する際に重要な部分でもあります。

車のガラスは他の部分と比べて繊細なこともあり、他人の車から飛石などで損傷してしまう可能性も考えられます。

また、色のつくシールなどを貼っていると周囲の確認がしづらくなってしまい、事故に繋がるため「不正改造車」としてみなされてしまうでしょう。

そのため、車検実施時の確認項目の一つになります。

タイヤ

タイヤも車検実施時の確認項目の一つになります。

基本的にタイヤは消耗部品の一つであり、一定以上摩耗するとタイヤ交換が必要になります。

目安としては、タイヤの中で1番摩耗している溝部分が1.6ミリ以下になっている場合には交換が必要です。

もし、ひび割れが目立つ場合にも交換をおすすめします。

各種メーター

各種メーター類は車検整備時の確認項目として挙げられます。

メーター類が正しく表示されているのか、またはスピードメーター検査では、実際に出ている速度とスピードメーターの示す数値に誤差がないのかを計測します。

そのため、車検時には各種メーター類の確認は必須項目と言えるでしょう。

内装

内装の点検は「違反しているもの、危険ば状態のものがないのか」を目で確認します。

また、バックミラーやシートベルトなども安全上必要になり装備の確認やいざという時の発煙等やマニュアル車の場合はギアパターンなども内装の点検項目の一つです。

また、クラクションのボタンにホーンマークが付いているのかやヘッドレストが装備されているのかなど、内装の確認項目は様々です。

特に平成24年7月以降に登録された車は、前の席(運転席と助手席)にヘッドレストをつけるkとが義務付けられているため注意が必要になります。

灯火装置(ライト全般)

灯火装置とは、簡単に説明すると「ライト全般」のことを意味します。

灯火装置には以下の5種類があり、それぞれの種類によって使用目的が異なります。

・スモールランプ

・ウィンカー

・テールランプ

・バックランプ

・ヘッドライト

ヘッドライト検査では、ヘッドライトの光量と光軸の検査を行います。適正な明るさで適正な向きにライトが照らされているのかを確認する工程です。

検査では、ローラーの上に停車した状態で電光掲示板の指示に従いハイビームでのヘッドライト点灯を行います。

点灯した状態で待っていれば、ヘッドライトテスターによって適正に照らされるのかの検査が行われます。

また、上記5種類の内、たとえ片方でもランプが機能しないと車は危険な状態です。

そのため、最悪の場合、車検を通すことができない可能性も考えられます。

普段から5種類のランプには注意していましょう。

ワイパー

フロントガラスやリアガラスの雨や雪を避けるために使うワイパーも車検時の点検項目です。

ワイパーが作動しない場合、運転中に雨雪が降ってきた際に視界が無くなってしまい、危険な状態になります。

そのため、ワイパーが正常に作動するのかも車検前に前もって確認しておくことも重要でしょう。

マフラー

マフラーは排気ガスを車の外に出すために必要なものになります。

さらにマフラーの確認には、排気漏れがないのかや地面からの他kさは確保されているのか、マフラー音が大きすぎないのかなど様々なチェック項目があります。

車を改造している方の中には、マフラーもカスタマイズしている方もいますが、マフラーも車検時には確認項目の一つであり注意が必要です。

ドライブシャフトブーツ

ドライブシャフトブーツとは、車のエンジンの力をタイヤに伝え、タイヤを動かす装置のことです。

ドライブシャフトブーツも車を動かす上で重要な役割を担っており、破れてしまうとベアリングが上手く回転できなくなり、結果的に車を動かすことができなくなります。

そのため、車を動かす際の心臓部分とも言われるほど車検検査時には欠かせにない確認項目の一つです。

ステアリングラックブーツ

ステアリングラックブーツとは、ハンドルとタイヤを結びつけている部分であるタイロッドを保護するためのカバーのことを意味します。

そのため、ステアリングラックブーツが破れてしまうと、タイロッドが正常に作動せず、ハンドル操作に支障をきたしてしまう可能性が高くなります。

つまり、ステアリングラックブーツの確認も車検時には欠かせない整備箇所の一つになります。

車検で落ちやすい項目

車検で落ちやすい項目は以下の5つです。

・ヘッドライト

・サイドスリップ検査

・ブレーキ

・ドライブシャフトブーツ

・ステアリングラックブーツ

上記5つの項目は自分の力で交換もしくは修理することが難しい箇所です。

自分の車は異常もないから大丈夫と考える方がいます。

しかし、車検に通るのか、通らないのかの判断は車検整備スタッフに確認してもらわない限り判断できません。

そのため、何か違和感や異常を感じる場合には車検業者に事前見積をもらうことはおすすめです。

車検トラブル解決しない場合の対処方法

もし車検時のトラブルが解決しない場合には「日本自動車整備振興会連合会」に相談してみることもおすすめします。

日本自動車整備振興会連合会

日本自動車整備振興会連合会とは自動車整備に関するトラブル対応を専門的に扱う連合会であり、車の車検や修理などの問題に対しての相談窓口としての公的な機関になります。

まずは、現在抱えているトラブルを相談し、解決策を一緒に探していきましょう。

日本自動車整備振興会では、多くのトラブル案件を解決に導いた過去の実績やトラブル案件の仲介に入り問題解消への行動を促す公的機関でもあります。

もし、車の整備や修理に関して業者とトラブルに発展している場合に、まずは相談してみることがおすすめです。

URL:https://www.jaspa.or.jp/user/help_line/

まとめ

今回は「車検後のクレーム」についての記事を紹介してきました。

車検後のクレームについては「クレームを入れて良い場合」と「クレームを入れてはいけない場合」の2種類があります。

結論から説明すると、修理をお願いした場所の不具合であればクレームの連絡を入れても問題ありません。

また、もしクレーム案件が解決されない場合には、整備士振興会に相談してみるのも良いでしょう。

この記事の内容を参考にして、車検後のクレーム処理についての知識を深めてみてください。

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