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車を売却後に業者からクレームが?「契約不適合責任」に注意!

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車を売却後に業者から「新たな故障箇所が発覚したので減額をお願いしたい」などと言われトラブルになるケースが少なくない。

以前までは「瑕疵担保責任」での対処だったが、今では法改正で「契約不適合責任」に改められている。

この改正により、売主の責任負担が大幅に増えている。売主とはこの場合(買取される側)一般ユーザーになるので注意が必要だ。

車の売買で不利益を被らないためにも覚えておいた方が良いだろう。

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車売却後のクレーム、トラブルの事例

2020年3月31日までが「瑕疵担保責任」

2020年4月1日から法改正により「契約不適合責任」に改められる。

契約不適合責任とは

簡単に言うと、納品されたものが契約内容と違うと判明した場合「売主が責任を負担する」ことを言う。

車の買取査定の場合、修復歴などを正直に申告しないと後々責任を追求されてしまう可能性がある。

契約後に減額を言われた場合

まずは査定時の契約状況を確認し、減額の理由を確認。

その減額の理由にもよると思うが、売主が売却する車の情報を隠さず申告している場合は(修復歴など)業者と話し合う余地はある。
なぜなら、プロの査定士が査定をしているので後から悪い箇所が見つかると言うことは、単なる見落としになるからだ。

また、修復歴を本当に知らなかった場合はその車を購入した販売会社が修復歴を伝えていなかったことになるので、その業者が契約不適合責任を問われることになる。

トラブル回避のポイント

  • 査定する人が査定士の資格を持っているか確認しよう
  • 査定時には自分の車の悪いところ(修復歴など)は全て申告しよう
  • 買取業者の契約書(裏面の小さい文字)はしっかり確認しよう⇦大事
  • 法改正で「契約不適合責任」で売主の負担が増えてことを認識しておこう

一般社団法人日本中古車自動車販売協会連合会より「契約不適合責任」について〜

※今回は、車を買い取ってもらうことを前提に売主目線で説明しているが、逆に車を購入する場合、売主が「販売業者」になるので、業者が販売する車の状況をユーザーにしっかり伝えないと「契約不適合責任」該当し減額や賠償を受けることもある。

車の売却後にクレームでキャンセルできるのか?

原則、必要書類と車を引き渡した場合のキャンセルはできないと考えた方が良い。

逆に車と書類を引き渡し前であればほぼキャンセルは可能である。

また買取業者によって対応が違うので確認が必要だ。

またどうしても、買取業社が苦手だと思う方は、一度弊社に連絡いただければと思う。(オークション出品代行なども可能)

買取業者・団体キャンセル期間
JPUC加盟店(一般社団法人日本自動車購入協会)
カーセブン・ビックモーターなど60社以上加盟
契約完了から翌日までOK
ガリバー契約完了から翌日までOK

契約成立したのに入金されない!

大手の買取業者は概ね契約完了から、2〜3営業日の振り込みが多い。

これも業者により違うので、必ず契約時に振り込み日はいつなのか念を押して聞いておこう。

相手の業者に不安を感じる場合は、振り込み日はいつか契約書に書いてもらうなどした方が良いだろう。

また、買取業者を選ぶときはなるべく大手を選ぼう。

こんなトラブルも起きているので参考にしてほしい。

トラブル事例

  1. 業者が倒産してしまった→(弁護士に相談、無料なので法テラスがおすすめ)
  2. 業者が入金を忘れていた→(約束の日に振り込みがない場合、担当者に連絡をし原因を究明)
  3. 最初から払う意思のない悪徳業者引っかかった(警察に連絡)
  4. 口座番号の申告間違え(修正して再度振り込んでもらう、現在はほとんどの銀行で24時間振り込み可能)

*以前は車と必要書類を持って行くと、現金と引き換えする業者が多かったが現在は買取専門店として大手がいくつもあるので、決済処理の関係で数日かかっているのが現状である。

先にも書いたが、必ず契約時に振り込み日の記載と、何時頃になるのかも聞いた方が良いだろう。

返金請求される?なぜ

これは先にも書いたが、契約不適合責任により契約時の申告と違う不備があった場合にされることが多い。

ただこの場合も、査定士はプロとして査定をしているので契約完了後に、返金それと言われても納得できない部分があるのではないか。

返金請求された場合は、すぐに返金せず行政機関に相談することをお勧めする。

クレームガード保証とは?

車を買取業者に売却後、修復歴などが発覚した場合に一定の金額を支払っておくことで、ペナルティーを回避することができるサービスになっている。車に何らかの心配がある場合は加入することも考えて良いだろう。ただ新しい車で修復歴のない車の場合はこの保証に入る必要はない。

このサービスを行なっている業者は下記の2社になる。料金体系も違うので比較して検討するのが良いだろう。

<ガリバー・クレームガード保証> ※店舗によって入ることがデフォルトの場合があるので注意していただきたい。

売却金額車種保証料金
10万円まで国産車
輸入車
4,900円
10万円〜20万円まで国産車5,900円
10万円〜20万円まで輸入車6,900円
50万円〜100万円まで国産車9,900円
50万円〜100万円まで輸入車14,900円

<ビックモーター・安心保証>

売却金額車種保証料金
※軽自動車一律軽自動車10,000円
100万円未満普通自動車10,000円
100万円以上普通自動車20,000円
※輸入車一律輸入車30,000円

車売却後、クレームでトラブルになったら相談窓口へ

車を売却後に業者との間でトラブルに巻き込まれた場合は自分で解決せずに、専門の機関に必ず相談することをおすすめする。相手は買取のプロで何百人何千人と相手をしてきているので、知識がないと太刀打ちできない。下記の2つは親切に適切なアドバイスをしてくるので活用していただきたい。

JPCU一般社団法人日本自動車購入協会
国民生活センター

車売却後のクレームまとめ

買取業社とトラブルになった場合のまとめ

  • 査定時に必ず車の履歴を正直に話す
  • 査定時に買取金額の振り込み日時を確認する
  • 減額や返金請求された場合、専門の機関へ相談する
  • 契約不適合責任が自分にあることを頭に入れておく

こういったトラブルに巻き込まれないために、優良な買取業社に頼むのが良い。

しかし、どこが優良なのかわからにケースもある。

また、買取業社と言えば思い浮かぶのが、朝から晩までの電話攻撃ではないか。何社との通話や何社との査定で疲れ果ててしまう経験をした人も少なくないだろう。そこで我々中古車業社から見たおすすめの業者を紹介しておこう。

ここは高額査定を出したトップ3からしか連絡は来ないので余計なストレスがかかる心配はない。また、現在半導体の不足により新車の納期が大幅に遅れたり、中止になっているものもある。そのことが原因で中古車市場が今までにないほど高騰している今は売る側にとっては大きなチャンスになる。

変な業者とトラブっている暇などなく、自分の車の適正な値段を優良な業者で知っておくことが良いだろう。

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