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ハイブリッド車の寿命は長い?短い?詳しく解説します!

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バッテリーや電気モーターを搭載し、低燃費で長寿命な印象があるハイブリッド車。しかしトヨタやホンダのハイブリッド車を長く乗車した人のなかには「走行距離がどれくらいまで乗れるんだろう」「買い換えタイミングはいつなんだろう」と悩む人も多い。

この記事では、ハイブリッド車の寿命について気になる人のために、アクアやフリードといった具体的な車種を例にして寿命を解説していく。またハイブリット車の寿命に関連のある、ハイブリッドシステムや、メンテナンスについても触れていきながら、買い替え、購入する際に知っておきたい、走行年数と耐用年数についても詳しく説明する。

そろそろ買い換えようと思っている人や、中古のハイブリッド車の購入を検討している人は本記事をぜひ参考にしてほしい。

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ハイブリッド車の寿命は?

ハイブリッド車の寿命は一般的に約10年、走行距離にして10万kmと言われている。ガソリン車より長持ちの印象があるが、走行距離・使用年数・使用環境・メンテナンスの具合によっては、早めに寿命を迎えることもある。

技術開発によりハイブリッドシステムの品質が向上しているため、ガソリン車と比べてエンジンの性能は落ちにくくなっている。またガソリン車にはない電力モーターや、駆動用バッテリーを搭載しているため、燃費がよいのが特徴だ。

しかし実際は、ハイブリット車もガソリン車も寿命はほとんど変わらない。なぜなら寿命は車の使用者の扱い方が大きく影響するからである。逆に安心感のあるハイブリッド車の利用者はメンテナンスを怠っていたり、長距離走行にも耐えられるという慢心があるため、寿命を縮めていることさえあるのだ。

例えば、4年半で16万km走行したことで駆動バッテリーの性能が低下し交換しなければならなくなった事例もある。バッテリーが壊れたからといってその車の寿命で乗れなくなるわけではないが、部品を交換する手間があるし、当然車体に負担もかかってくる。特に通勤などで車をよく使う人や、中古でハイブリッド車を購入した人は、点検や査定に出すことで現在の車の寿命を調べることができる。

以下でハイブリッド車で代表的な、トヨタとホンダについて詳しく解説していく。

トヨタ車の場合

トヨタのハイブリッド車の寿命は、一般的には約10年が目安になる。トヨタ車の大きな特徴は、燃費性能の高さが挙げられる。これはトヨタ独自のハイブリッドシステムによるものである。

減速中のタイヤの回転を利用して発電をおこなったり、モーターのエネルギーを無駄にしないように設計されていたり、バッテリーを走行中に充電したりできるシステムが搭載されている。そして充電したバッテリーを使いモーターを回すことで、ガソリンの使用量を抑えて低燃費での走行が実現できるのである。

また、エンジン性能やバッテリー品質は、初代プリウスが販売された1997年より向上してきている。普段の扱い方や定期的なメンテナンスによって、10年以上の長期間使用も可能である。

次にトヨタのハイブリット車を代表する「アクア」について、詳しく解説していく。

アクアは?

出典:Wikipedia

アクアは、燃費のよさとコンパクトカーながら安定した操作性と走りが特徴だ。

この燃費のよさを支えているのは「THSⅡ」と呼ばれるハイブリッドシステムである。静止状態からの発進や低速走行時は燃費のよいモーター駆動、通常走行はエンジン駆動、急加速などパワーが必要な場合は両方で駆動するというシステムになっている。

バッテリーはバイポーラ型ニッケル水素電池を採用している。このバッテリーを使うことで大電力をすぐに出力できるため、低燃費かつ発進時などでアクセルの反応がよく負担が少ない。現在販売されている新型アクアには、「B」グレードを除いたすべてに搭載されている。そのため、グレードによって燃費が変わってくる。

このようにアクアに搭載されているハイブリットシステムとエンジンの品質向上により、他社よりも燃費性能が高く、33.6km/Lと圧倒的な低燃費を実現している。(参照:トヨタ公式サイト アクア紹介ページ)

その上、エンジンに負担がかかりにくくなっているため、多くのハイブリッド車のなかでも寿命が長いとされている。

https://toyota.jp/aqua/

ホンダ車の場合

ホンダのハイブリッド車の寿命は一般的には約10年が目安といえる。ホンダ車の大きな特徴は優れた燃費性能と力強い加速でユーザーの目的に応じた走りができるようにしている。これはホンダ独自のハイブリッドシステムによるものである。

ホンダはシステムが3つ存在し、それぞれ使用しているモーターの数が異なってくる。そして動力の伝達をシンプルに行える構造となっており、伝達効率が高くなっている。それぞれの車両に合ったシステムが搭載され、低燃費で力強い走りができるようになっている。

エンジン性能やバッテリーの品質が1999年に発売したホンダ初のハイブリッドカー「インサイト」より向上しているため、扱い方やメンテナンスによって10年以上の使用も可能である。

次にホンダのハイブリッド車を代表する「フリード」について、詳しく解説していく。

フリードは?

出典:Wikipedia

フリードはミニバンで多人数乗車しても十分対応できるほど力強い走行が可能で、燃費のよさが特徴だ。

その秘密はフリードに使われているハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」にある。1つのモーターで駆動するタイプで、コンパクトカーにも使用しているがフリードに搭載しているものは、ミニバンに使えるギヤ比に設定しており力強く安定した走りを出し燃費もよい。

燃費がよいのには理由がある、i-DCDの内部構造がギヤの噛み合わせだけ動くシンプルな構造になっており、走行状況にあわせスムーズに変速していくことが可能となっている。そのため、燃費効率の向上とレスポンスのよい走りを得られている。そしてフリードは、ミニバンながら20.9km/Lという高い燃費を出している。(参照:ホンダ公式サイトフリード紹介ページ)

フリードの寿命はハイブリットシステムとエンジンの品質向上により長持ちしやすく、実際に20万km以上走った事例もあるため寿命は長いとされている。

https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/driving/

耐用年数について

使用年数が長いのに走行距離が短い場合の車は、ストップ&ゴーが多くなっているため負担のかかる走りになっている。そのため周辺パーツの劣化も早めてしまう。これは使用年数が短く走行距離が多い車の場合でも、同様のことが言える。こちらは短い年で長い距離を走っているので、過走行になっており負担のかかる走りとしている。

ハイブリッド車の耐用年数は、走行距離と使用年数の2つの要素が関係しており、使用年数と走行距離が多いと、さまざまなところに負担がかかって劣化が進んでいる。

これらを踏まえたうえでの耐用年数の目安は、使用年数で10年、走行距離で10万km程度となるだろう。きちんとメンテナンスをしなければより劣化してしまうだろう。だからこそ、寿命を延ばし長く乗るには、きちんとメンテナンスをおこなうことが重要なのだ。メンテナンスはエンジンオイル・ブレーキオイル・補機バッテリー・ラジエーター液などの消耗品に注意したい。そしてメンテナンスをきちんとしていると15年以上乗ることも可能だろう。

ハイブリッド車はハイブリッドシステムのおかげでガソリン車よりもエンジンに負担がかからないので長持ちしやすいが、中古車だとこれまでの使用環境・使い方によりバッテリーやエンジンなどへの負担が車体ごとに異なる。そのため、製造から10年以上の中古車を購入する際は、性能面で異常が無いか注意し整備履歴などをきちんと確認するようにしてほしい。

走行距離はどこまでOK

車の寿命といわれる走行距離は10万kmが目安と言われている。そのため一般的に中古車で出回るのは10万kmまでのものが多い。そして、この走行距離の目安は売却するかを見極める指標にもなる。

例えば、7万km走行済みの中古車を購入し往復20kmを毎日通勤すると1年間で約5千kmになる。そのため、あと6年で買い替えタイミングになるといえる。とはいったものの、目安となる10万kmを超えたから乗れなくなるなんてことはないので、買い替え予定がなく長く乗りたいと考えている人は安心してほしい。なぜなら、10万kmを超えても走っている車はたくさんあるうえ、ハイブリッド車はガソリン車と比べてエンジンの性能は落ちにくくなっているため、扱い方とメンテナンスの具合によっては20万km以上も乗ることが可能だろう。

しかし、長く乗るにはメンテナンスをきちんとおこなう必要があるため、それ相応の修理コストが発生してしまうので気をつけてほしい。そのため、何十年と寿命を伸ばしながら乗ることを考えていない人は、早めに査定してもらうことをおすすめする。なぜなら、車の売却は走行距離だけでなく、車の年式も関係してくるため、高く買取してもらいたいなら、5年落ち5万km未満までに売却するのが理想である。そして、10万kmを超えてしまうと査定価格は低くなることが多い。このため、売却して次の車両の購入資金に当てたいと考えているなら、なおのこと早目に査定してもらおう。

まとめ

  • 車の寿命はメーカーに関わらず約10年、走行距離にして10万kmと言われている
    • ハイブリッド車は一般車よりエンジンへの負担が軽減されて長持ちするが扱い方とメンテナンスによって変わってくる
    • 扱い方に気をつけ、メンテナンスを行うと15年、20万km以上乗ることができる可能性がある
  • 車の売却を検討する際は、早めに査定してもらおう
    • 車の価格は年式、走行距離によって変化し、5年以内、5万km未満までが高値で買取してもらいやすい
    • 10万kmを超えると価格がさがるうえ、もう少し距離が増えていると買取してもらえない可能性もある
  • 燃費は各社によって変わってくるがトヨタが圧倒的な燃費を誇っている
  • 車の価格は年式、走行距離によって変化し、5年以内、5万km未満までが高値で買取してもらいやすい
    • 10万kmを超えると価格がさがるうえ、もう少し距離が増えていると買取してもらえない可能性もある
  • 中古のハイブリッドを購入する場合は少しでも長く使えるように「使用年数・走行距離・整備記録」などを確認しよう

※現在、中古車の価格が高騰していますが、ハイブリッド車も上位ランクに入る勢いで値段が伸びています。先日も弊社に輸出業者が訪れてきて、在庫のプリウスアルファーを「プライス以上で売ってくれないか?」と言われました。プライス以上は?と一瞬理解に苦しみましたが、モンゴルやインドでハイブリッドカーが急激に高騰しているらしく、全国の中古車ディーラーから直接買っているとのことでした。

それもそのはずで、為替が現在1ドル150円にタッチしそうなところまで急騰しています。円安は輸出業者にとっては莫大な利益となりますから、必死なんですね。

もし、ハイブリッド車をお乗りになっている方は、今売ると高額で売れるチャンスです。値段だけでも調べておくことが良いかもせれませんね。

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