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「車を手放す人続出?」その理由に納得した事例をご紹介したい。
「続出」ということであれば一体その原因は何なのか?
パッと思い浮かぶのは「中古車の高騰」や「コロナ禍の問題」などになる。
しかし実査に調査をしてみると想像以上の理由もあるものだと感心させられた。
今回本記事では、人それぞれの「車を手放す理由」について解説していく。
その理由が「納得できるかできないか」皆さんも判断しながら読んでいただけたらと思う。
車を手放す人続出?その理由に納得した事例とは
車を手放す人はどう言う理由なのだろうか?単純な乗り換えは別として多面的な諸事情があり、決断されたのだと思う。
車があれば便利でちょっとした買い物やドライブ、旅行などのライフスタイルに応じて利用でき、とても身近で喜びや楽しみを実現させてくれるアイテムのひとつである。
しかし、それを手放す理由は次によるものが多い。
経済苦から
経済的な理由から手放す方が多い。車は購入して終わりではなく、そこから燃料代、毎年の自動車税、数年ごとの車検代、消耗品代など多くの維持費がかかってくる。
車の購入前にはある程度、維持費などの算段がついているものの、思いもしない急変的事情によって変わることもある。
コロナによって
コロナによって生活が一変した方も多いだろう。2019年12月に突如として現れた新型コロナウイルス、3年経った今でも終息が見出だせない状況となっている。
コロナ禍前までは不景気ながらも家計のやり繰りなどで生活されていた方々も蔓延後、外出禁止・出勤停止などで収入が激減した。
さらに日々の生活費の支払いに追い込まれ、車を維持するのが厳しくなっている状況化で自動車税の支払いや車検費用の負担が重くのしかかり、家計のやり繰りのために手放してしまうのだ。
新型コロナウイルス感染症特別貸付等の返済
事業者の中で2020年3月から始まった新型コロナウイルス感染症特別貸付などを利用された方もいるだろう。
融資当初は1~2年で新型コロナが収束し、売上回復に意欲を注いでいたものの収束どころか第7波・第8波と嫌な記録が続いている。
しかもロシアによるウクライナ侵攻、円安等により燃料費や材料費の高騰など事業者にとっては未曾有の危機である。
そんな中、新型コロナウイルス感染症特別貸付などの融資返済が始まって来ているのだが殆どの事業者は回復の目処は立っていないだろう。
そこで融資先に事業計画の見直しを迫られ、やむを得ず営業車の規模縮小・売却をして経営再建に向けた努力を行っている事業者も多い。
株式会社帝国データバンクの調べによる新型コロナ関連融資に関する企業の意識調査は以下の通りとなっている。
新型コロナ関連融資に関する企業の意識調査(2022年8月)
以上のことから借入企業の4割以上のが完済までの返済率が3割未満で今後の返済に関して「返済遅れ」や「返済のめどがたっていない」など、返済に不安を抱いているのは12.2%もあると言うことだ。
ライフスタイルの見直し
コロナ禍により生活が一変し、取り巻く環境が激変した。それにより断捨離として身辺整理を行う方もいる。
大体はアクセサリーや趣味、洋服・バックなどが主流だが中にはライフスタイルの見直しとして郊外の戸建てと車を売却し、都市部の賃貸や分譲マンションへ引っ越す方もいる。
都市部へ引っ越すことにより交通機関の利便性が高まり、マイカーが不要になる。どうしでも必要な時には近場はタクシー、遠出はレンタカーと言った使い分けをする方が多くなってきた。
環境問題に取り組む
ライフスタイルの見直しと共に環境問題に取り組む方もいるようだ。エコロジーの観点から車を辞め、出来るだけ公共交通機関の利用や自転車などを活用して環境と健康を計っている方もいる。
転勤
転勤によって車を手放す方もいるだろう。基本的には断れなく仕事上やむを得ないと言える。詳しくはこちら「転勤の際、車はどうする?」でも触れているので参考までに。
転勤先が都市部で駐車場の確保が難しい時や営業車などを割り当てられ、直行・直帰する場合など自車に乗る機会が失われ殆ど置物状態となっている方も少なくないだろう。
車は置物状態でも税金や車検代など費用がかかってくる。
そんな時、思い切って売却し、浮いたお金で好きなことに利用したり、毎年の自動車納税から解放され気持ちが楽になった方もいるようだ。
離婚
残念ながら離婚を期に手放す方もいるだろう。思い出を断ち切り、新たな人生を歩む方やファミリーから単身になりミニバンなど不要になる場合もあり、財産分与に伴い売却される方もいる。
内閣府男女共同参画局、令和3年5月18日発表の「結婚と家族をめぐる基礎データ」によると年間60万件の婚姻件数に対して年間21万件の離婚件数があり、婚姻件数の3割強が離婚していることになる。
死別
最愛のパートナーや家族と死別し遺品整理として手放す方もいる。まとめて遺品整理で車を処分してしまうと数十万や数百万の価値があるのに数万円程度にしかならなかったり、逆に処分費用を請求されてしまうとこもある。
少し手間でも個別に中古車買取や廃車買取業者に連絡していかがだろうか?中には故人が愛用していた車を他人には使って欲しくなく廃車にする方もいるようだ。廃車買取業者は面倒な書類手続きなどもしてくれるので安心ではないだろうか?
詳しい内容はこちらの
・「所有者死亡で車の売却 が100万円以下の手続きを解説!」
・「廃車の買取相場は?人気の買取業者5選と地元の業者もご紹介!
でも解説している。
病気
突然の病気やケガでやむを得ず車を手放す方もいるだろう。無事回復し通常通りの生活に復帰できるのなら問題はないが長期療養が必要な場合には黙っていても車の維持費はかかるので手放す方もいる。
ただ、手放すと言ってもローンの残債がある場合にはどうしたら良いのだろうか?
こちらの「車の売却時にローンの組み直しについて詳しく解説!」で詳しく解説しているので参考にしてほしい。
事故・故障
事故や故障で手放す方は多いだろう。修理しても費用が高額になる場合や修理不可能な場合などがある。そんな時、そのまま整備工場に丸投げして処分などお任せにしていないだろうか?
事故車でもエンジンがかからなくても「0円以上で買い取ってくれる買取業者」があるのは知っているだろうか?
地方に住んでいるからとか中心部から遠いからだとか関係なし買取査定を来てくれるので問い合わせしてみるのはいかがだろうか?
こちらの「廃車の買取相場は?人気の買取業者5選と地元の業者もご紹介!」では詳しく解説しているので参考にしてほしい。
下記のグラフは任意保険の車両保険付加を表したものだ。これを見る限り任意保険加入車両の内、約54%は車両保険を付加して状態である。
下記のグラフは任意保険の補償種目、つまり車両保険の支払い内容件数を表したものだ。
盗難
出かけようとしたら車がない。あるはずの車がなくなって頭が真っ白になった方もいるだろう。それで警察に盗難届を出すのだがあまり積極的に捜査はしてくれない。
「発見したら連絡しますね」程度である。個人的な見解だが重大事件でない限り腰が重いように感じる。
話しは逸れたが盗難届を提出後は保険会社(車両保険付加者)へ連絡と言ったところだろう。
すぐに車が見つかれば良いがバラバラにされ海外への輸出や道端に見るも無残な状態で見つかることあるようだ。
以下のグラフは警察庁発表の平成14年から令和3年までの自動車盗難等の発生状況を表したものだ。年々、自動車盗難に関しては減少傾向にあるももの令和3年だけでも5,182件もの自動車盗難が発生している。
下の表は任意自動車保険で事故保険金支払いの中で車両盗難における支払いを都道府県別に表したものである。車両盗難における保険金の支払いは事故保険金全体で見ると僅か0.2%と低いように感じるが2020年度だけでも約4,000件となっている。
車両盗難が多発地域にお住まいの方は予算の都合もあるとは思うが万が一のこと考えて車両保険を付加した方が安心かも知れない。
こちらの「車盗難の前兆を見極めろ!最新の手口と対策方法!」では詳しく解説しているので参考にしてほしい。
プレミアがついたことでの売却
中古車市場が今までにないほど高騰しているのをご存知だろうか?
その理由には
- 半導体不足による新車販売の納期遅れ(在宅ワークが増える中、スマホ、パソコンなどへ優先的に半導体が割り当てられたことなどから)
- 円高
- コロナ禍による人員不足
などがそれに当たる。
しかし車を所有しているオーナーは「自分の車には関係ないだろ」と思っている方が大半である。
一つ例を挙げてみよう。
<トヨタランドクルーザープラドTXレザーの場合>
※現行モデル2018~2022
※調査日:2022年11月
※新車価格の値引きは考慮されていません
ランドクルーザープラドTX レザーシート | 平均落札価格 2022年11月相場 | リセール率(新車価格に対して) |
2021~2022年 | 570.1万円 | 116.9% |
2021年 | 529.9万円 | 115.2% |
2019年 | 532.2万円 | 119.4% |
2022年11月現在の某オークション相場から抽出したものになる。
現行モデルの初期型である2018年式ご2022年式との価格差はないどころか、多少上回っているのがわかると思う。
4年乗った車が、新車価格を上回るとは「もはや投資」ではないか。
しかもこの11月のパーセンテージが本年度の最高ではなく、9月相場では「129%」まで上昇している。
このように、今回のランドクルーザプラドに限らず、年式の古いものも含めて相場は極めて高い状況だ。
以上のような「中古車市場の高騰」に気づいている方は、利益獲得のために車を手放しているようだ。
自分の車の値段はいくらなのか気になるという方は、無料で査定ができ、セールス電話のないこちらから調べてみてはどうか。
また、旧車、中古車の高騰について詳しく知りたい方は下記を参考にしていただきたい。
・「スカイラインR34・4ドアはこんな車!今後の高騰も期待大!」
・「シルビアが高騰中、今後アメリカの25年ルールになれば更なる値上げも?」
・「中古車の高騰いつまで続くのか?中古車価格変動率+28%強で80万円も値上がりに!」
免許の返納
免許の返納はとても勇気のいる決断だと思う。今まで便利に使っていた車を手放し、万が一の時のレンタカーも使えなくなる。若い世代で免許を返納する方は稀であるが高齢世代になってくると当然ながら増えてくる。
近年、高齢者の運転事故が多くなってきている、事故を起こしてからでは遅いので早めの免許返納を考えてみてはいかがだろうか?
なお、免許を返納すると車の運転は出来なくなるが地域によっては以下のようなメリットも存在する。
- 公共交通機関の割引
- デパートやスーパーなどの配送サービスの割引
- 協賛企業の割引
買った車が気に入らない
買った車が気に入らなくなくてすぐに手放す方もいるようだ。では、どう言う理由だったのか調べてみた。
- 勢いで買ったが自分には合わなかった
- カタログを見て気に入り、買ったが運転しにくい
- 納車してみたら、思っていた色と違かった
- 安全装備が良くて買ったのにCMと異なりがっかりしたから
- 一番に乗りたいガソリン車と燃費のことを考えた二番手に乗りたいハイブリッド車で悩み「これからの時代はハイブリッドだ!」と思い、価格差プラス60万円のハイブリッド車を買ったが燃費が殆ど変わらず後悔したから
- 電気自動車を買ったが目的地までのドライブを楽しむより目的地までの充電場所を探すことが多く、ドライブを楽しむ気持ちに余裕がなくなった
- 電気自動車の充電時間が長く、イライラするから
上記の理由のように様々な方がいるようだ。お金に余裕があるのなら「損切り」と言うことで仕方なく諦めるがローンを組んで買った人やこれから売却しようと考えている方はどうしたら良いのだろうか?
それにはこちらを併せて見てほしい。
・「車を買ったばかりで買い替えたい人は中古車高騰の今がチャンス!」
・「車の売却時「相見積もり」と「一括査定」で効率をよくするには?」
スピリチュアルな問題
最近、何かと話題のスピリチュアルな問題で手放す方もいるようだ。それは助言であったり、金銭的な面であったりなどが多い。
では、どのような方がスピリチュアルにハマりやすい傾向にあるのか調査してみた。
- 女性が多い
- まじめで素直
- 依存体質
- 自己判断に乏しい
- 自分ひとりで悩みを抱える
- 内向的性格
などが挙げられる。
スピリチュアルに関しては「前向きになれた」「気持ちが楽になった」などの意見もあり、決して悪ではない。
ただ、度が過ぎる方も多く、「財産がなくなった」「家庭が崩壊した」「対人関係が悪くなった」などもあるようだ。
助言をする方々で「全てを捨てなさい」「前世の罪を償いなさい」とか言う方がいるが全てを捨てて、どうするんだろうか?「石にでもなれ」と言うのか?
欲があるから喜怒哀楽があり、人生を謳歌するのだと思う。(欲がありすぎてもトラブルにもなるが)
また、「前世の罪を」とか言うが仮にあったとして何で現世で償うのであろうか?
かなり話しが逸れたがちょっと助言が的中したからと言って全てを捧げるのではなく、うまく「取捨選択」して、より良いライフスタイルを築き上げてほしいものだ。
賢い車の手放し方
賢い車の手放し方として挙げられるのは少しでも多くの売却額を得ることのできる車買取の一括査定である。
ディーラーに持って行っても「ビックリするくらい値がつかない」、中古車買取店に行っても思った金額よりかなり低いことがある。
しかし一括査定なら、一度の申し込みである程度の概算がわかり、複数の買取業者で査定するので中古車買取店より金額が高額になる可能性が高い。
ただ、一括査定ならどこでも良いのか?と思うかも知れないが一括査定の申し込み先を間違えると営業電話が鳴りっぱなしと言う地獄になる。
申込みをした時点で速攻、着信の嵐になり、2~3日は対応に追われ精神的にキツイ日が続くだろう。無事、査定や売買契約が終了した後、買取業者からの入金を待っていたところ、
- 「修理の痕跡が見つかり、減額か車両の返却になりますが如何しますか?」
- 「査定時には気づかなかったのですがヘコミが見つかったので減額となります」
- 「下取りの車に汚れがついているのを発見し、見落としていたので査定額が下がます」
などの悪質とも取れるような二重査定をする買取業者もいるので注意が必要である。
ただし、契約後の減額や返金には応じる必要がない。
それでもしつこい場合にはJPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)か国民生活センターへ相談してみるのが良いだろう。
「車を手放す人続出?」その理由に納得した事例のまとめ
ここまで「車を手放す人続出?」について解説してきた。諸事情で車を手放すその先には一部例外を除き、殆どが売却を伴うだろう。
現在は中古車全体が品薄で高騰化しているため、売却時には高値が付くことが多く、売却を考えているならチャンスとも言える。
しかし、何も知らないまま売却を行うと場合によっては損をする可能性があるので記事中のリンク先で多少の知識は得て、少しでも高額査定で買取してもらい、自身の新たな資金源として活用して欲しいと思う。